“番手桶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんておけ80.0%
ばんてをけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米磨桶こめとぎおけもあれば手桶もあり、荷桶もあれば番手桶ばんておけもあり、釣瓶つるべの壊れたのまで、ごろごろしているところを見れば、今日一日の雇いきりに限らず
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
表の大地は箒木目ははきめ立ちてちりもなく。格子戸はきれいにふききよめて。おのずから光沢をおびたり。残ったる番手桶ばんておけの水をきたるとおぼしき。くつぬぎのみかげ石の上に。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
庭先に番手桶ばんてをけ荒筵あらむしろを敷いて、その上の枝ぶりの良い松にり上げたのは、半裸體の美女。