“田舍”のいろいろな読み方と例文
新字:田舎
読み方割合
ゐなか73.5%
いなか23.5%
こちら2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つく/″\と小池は、田舍ゐなかの小ひさな町に住みながら東京風の生活にあこがれて、無駄な物入りに苦んでゐるらしい母子おやこ樣子やうすを考へた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
そうして現に日本の方言にも東北地方や沖縄の方でも出雲いずも地方でもハ行音を「ファフィフェ」など言うのは、昔の音が田舍いなかのこっているのです。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
「六時ですの、田舍こちらにゐらつしやると、いつも早寢早起をなさるものですから。もうお召換めしかへをなすつた方がようござんすよ。私も御一緒に行つてお手傳ひをしませう。蝋燭はこゝにあります。」