“甥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おい75.3%
をひ21.4%
おひ2.2%
せい0.5%
めい0.3%
オイ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まもなくうちから持って来た花瓶にそれをさして、へやのすみの洗面台にのせた。同じ日においのNが西洋種のらんはちを持って来てくれた。
病室の花 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
と聲を掛けたのは、主人萬兵衞のをひで、藤屋の番頭をしてゐる喜八の女房、綽名あだながガラ留と言はれる、二十七八の大年増お留でした。
わらの上から引取つたおひで、情愛の上にいくらかかみしもを着たものがあり、第二番の直接原因は、お絹の里が商賣の手違ひから去年の暮を越し兼ねて居るのを見て
俗にをひをせいと書し、めひをてつと書するからである。しかし石に聞く所に據るに、壽阿彌を小父と呼ぶべき女は一人も無かつたらしいのである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「姨って、いつか呉さんのいったことは、うそですよ。私には姉なんかありませんよ、どうしてめいがあるの。」
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
サハ云エ、君ハ余ガ妻ノオイナリ。余ハ、年来君ノ小心ト暗愚ヲアワレム者、強イテ虐刀ギヤクトウヲ加ウルニ忍ビズ。ムシロ生涯、生キルノ扶持フチヨロコンデ恵マン。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)