“瑞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミヅ22.2%
みず22.2%
みづ16.7%
ずい11.1%
スイス5.6%
しるし5.6%
うづ5.6%
さが5.6%
ずゐ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みづのをひものみづはミヅと考えられそうである。だが、それよりもまだ原義がある。このみづは「水」という語の語原を示している。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
血がもう出ないのを知ると、彼女の眼はみずみずしく輝いて、五月の夜明けよりも薔薇色になってち上がりました。
みましの堅めしみづ小佩をひも一〇は、誰かも解かむ」とのりたまひしかば、答へて白さく
正に春立りっしゅんならんとする時、牡丹に雪のずいといい、地蔵菩薩のしょうといい、あなたはさずかりものをしたんじゃないか、たしかにそうだ、——お誓さん。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(鉄道に春風がよぎり、スイスの山の雪もようやく消えた。しかしながら、旅館の客はなお多くなく、湖畔の夏は淋しげである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かれここに邇藝速日にぎはやびの命三八まゐきて、天つ神の御子にまをさく、「天つ神の御子天降あもりましぬと聞きしかば、追ひてまゐ降り來つ」とまをして、天つしるし三九を獻りて仕へまつりき。
二十年はたとせにあまるいつとせになるといふみほぎのにはに差せる光やうづのみひかり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
影のさが、鳥のあや
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
白亀の改元かいげん白鳥しらとり神瑞しんずゐ、八幡のはと、源家のはた、すべて白きは 皇国みくに祥象しやうせうなれば、天機てんき白熊はくいうをいだししも 昇平万歳しようへいばんぜいの吉ずゐ成べし。