“球”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たま77.4%
だま6.5%
ボール5.6%
きゅう4.0%
まり3.2%
きう1.6%
きゆう0.8%
タマ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お家から三百メートルほどはなれたところにある、広い原っぱで、一太郎君は五年生の木村良雄きむらよしお君と、たま投げをして遊んでいました。
智恵の一太郎 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そしてガラスだまのような、ややかにひかでじっとそれをていましたが、やがて舌打したうちをして、いまいましそうにいいました。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
まず第一組がボールをティに置いては、一人一人クラブを振って打ち出していった。それから五分ほど遅れて、第二組がティの上に立った。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのあとはきゅうだけとなる。この球がロケットとして、六個の穴からガスをふきだして、空気のない空間を、どんどん速度をあげて進んでいくのだ。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日曜日には、教会の礼拝式に行き、子供らと散歩をし、まり遊びをした。——かつて病気にかかったことがなかった。
白道の上を復、立籠める魂の塵屑は蟻集して衝天の勢を示し、清淨無垢の「きう」に照る清く澄みわたつた金色こんじきを威嚇してゐる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
そのおほきさは半徑はんけい二千七百粁にせんしちひやくきろめーとるきゆうであることが推定すいていせられてた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今日旗の竿サキにつく金のタマや、五月幟の籠玉の源になる髯籠ヒゲコ(髯籠の話参照)の筋を引いた物に相違ないのである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)