“珈琲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コーヒー67.9%
コオヒイ9.2%
コオフィイ2.7%
こーひー2.2%
カツフエ2.2%
カッフェー1.6%
カフェー1.6%
カッフェ1.1%
コオヒー1.1%
カフエエ0.5%
キヤツフエ0.5%
コーヒ0.5%
カツヒー0.5%
カフヒイ0.5%
カフヒー0.5%
キャフェ0.5%
こうひー0.5%
こーひ0.5%
カウヒイ0.5%
カッフェエ0.5%
カフイ0.5%
カフエ0.5%
キヤフエエ0.5%
コォフイィ0.5%
コオフィ0.5%
コオフイ0.5%
コヒー0.5%
コーフヒー0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マカラム街の珈琲コーヒー店キャフェ・バンダラウェラは、雨期の赤土のような土耳古トルコ珈琲のほかに、ジャマイカ産の生薑しょうが水をも売っていた。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
我々四人は、又久米の手製の珈琲コオヒイを啜りながら、煙草の煙の濛々もうもうとたなびく中で、盛にいろんな問題をしやべり合つた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
プラットフォオムには給仕がパンや珈琲コオフィイを持って駈けまわっている。旅客の中には、ここで下車するものもある。人の呼び交す声がかまびすしい。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
と外にお菓子がレデーケーキにデザートに水菓子に珈琲こーひーとそれに卓上の花飾りまでを加えまして一人前一円八十九銭で出来ました。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ゲエルは、いつもの純金の匙に珈琲カツフエの茶碗をかきまはしながら、快活にいろいろの話をしたものです。
河童 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
日課をへてのちは、学校の向ひなる、「カッフェエ・ミネルワ」といふ店に入りて、珈琲カッフェーのみ、酒くみかはしなどして、おもひおもひのたわぶれす。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
僕なんかは、よしんばただの料理人にしろ、うまくゆきさえすればモスクワのペトロフカあたりで、立派な珈琲カフェー料理店レストランを開業することができます。
ゲエルは、いつも純金のさじ珈琲カッフェ茶碗ちゃわんをかきまわしながら、快活にいろいろの話をしたものです。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
銀座にはうまい珈琲コオヒーや菓子を食べさすうちが出来、勧工場かんこうばの階上に尖端的せんたんてきなキャヴァレイが出現したりした。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
椰子林やしりんの中の観海旅館シイ・ヸイ・ホテルに少憩して海に近い廻廊ベランダ珈琲カフエエを喫しながら涼を入れた。ホテルの淡紅色の建物が周囲と好く調和して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
しばらくして気が附いたがやゝ離れたあとの卓に滿谷、徳永、小柴こしば、柚木、などの画家が食後の珈琲キヤツフエを取りに来て居たので僕が挨拶に行つたらう立上つて帰る所であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
午後五時が過るとすぐ、私たちは、珈琲コーヒを小さい茶碗に一杯と、黒パン半切れの食事をした。私は、パンをむさぼり食ひ、珈琲コーヒ美味おいしく飮んだ。
いま珈琲カツヒーはこんで小間使こまづかひかほにもそのいそがしさがへるので、しや、今日けふ不時ふじ混雜中こんざつちうではあるまいかと氣付きづいたから、わたくしきふかほ
「ああ、降る降る、面白い。かう云ふ日は寄鍋よせなべで飲むんだね。寄鍋を取つてもらはう、寄鍋が好い。それから珈琲カフヒイを一つこしらへてくれ、コニャックをと余計に入れて」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
大佐たいさ好遇かうぐうにて、此處こゝで、吾等われら水兵等すいへいらはこんで珈琲カフヒーのどうるほうし、漂流へうりう以來いらいおほい渇望かつぼうしてつた葉卷煙葉はまきたばこ充分じゆうぶんひ、また料理方れうりかた水兵すいへい手製てせいよしで、きはめてかたち不細工ぶさいくではあるが
天が下にたぐいまれな荒れ大王と、珈琲キャフェ店の露台テラッスでも四つ辻でも、たがいに物凄い法螺ほらの吹き合いから、果てはつかみ合いに及ぶという見るも勇ましき盛況。
二段目にも隅のはうに三郎のだつたがらがらが一つあるだけなのです。花樹はなきがあの欠けた珈琲こうひー道具も、壊れかかつた物干の玩具おもちやも持つて行つたのかなどと私は思ふと云ふのです。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
紅梅こうばいが美くしかつた。帰りに画室にお寄りしていろいろのを見せて貰つた。こんな部屋がしいなどゝ珈琲こーひを飲みながら思つて居た。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
しょく終りてつぎの間に出ずれば、ここはちいさき座敷めきたるところにて、やわらかき椅子いす、「ゾファ」などの脚きわめて短きをおおくすえたり。ここにて珈琲カッフェエのもてなしあり。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
官能の疲れを苦蓬酒アブサンの盃に啜り象徴のあやかしを珈琲カフイの煙に夢みる近代の騷客、ともすれば純情の心雅びかなる古巣にのがれて此の古き歌集の手觸りに廢唐のやるせなき風流を學ばんとす。
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
白布の中で珈琲カフエ麺麭クロアソンを食つた。日が窓から室の中にさし込んでゐる。窓掛けの薄紗を通して遠くに PANTHÉON の円屋根が緑青色に見える。
珈琲店より (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)
踊る事の出来ない国から来た僕等はのろい動物が人間を観る様に二階から黙つて珈琲キヤフエエんで見おろして居た。入場者は男より女の方が多い。女同志で幾組も踊つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
伯林ベルリンの Unter den Linden を西へ曲った処の小さい珈琲コォフイィ店を思い出す。Café Krebs である。日本の留学生の集る処で、蟹屋かにや蟹屋と云ったものだ。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「JBDM……珈琲コオフィなら買ったのがありますから、またこの次にねがいます」
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
腹の底からの技術家メカニシアンで、朝の珈琲コオフイから夜のパイプの時間まで、紙型にとったようにキチンと割り切ってあるというふうなのに、利江子夫人のほうは、時間観念欠乏症インパンクチュアリストの代表のような方で
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
時間を倹約するため、わざと軽い食事を取ったものたちが、珈琲コヒーも飲まずに、そろそろ立ちかける時が来ても、お延の前にはそれからそれへと新らしい皿が運ばれた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
敬三は下谷の可否茶館に。そゞろあるきの足休めして。安楽椅子イーヂーチェヤーに腰の疲を慰め。一碗の珈琲コーフヒーに。お客様の役目を
カフェー (新字新仮名) / 勝本清一郎(著)