“王様”のいろいろな読み方と例文
旧字:王樣
読み方割合
おうさま45.5%
キング27.3%
わうさま18.2%
ロア9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立派りっぱ百合ゆりだ。ほんとうに。ありがとう」王様おうさま百合ゆりを受けとってそれからうやうやしくいただきました。
四又の百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ですから、もし、ハートの王様キングという一言を、貴女の心臓が語るとおりに解釈して、算哲博士を右側に心臓を持った特異体質者だとすればです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
猪子いぬしゝしてママおほきなものよ、大方おほかたいぬしゝなか王様わうさま彼様あんな三角形さんかくなりかんむりて、まちて、して、わたし母様おつかさんはしうへとほるのであらう。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「実はね、ハッチソンの旦那、あたし、ついさっきまで、山木が鶴子を殺して王様ロア金剛石ディアマンを奪ったんだとばかし思っていたんです。ところが……」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)