“猛威”の読み方と例文
読み方割合
もうい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地上や空には恐竜きょうりゅうなどの恐ろしく大きな動物が猛威もういをふるい、地底深くには大土竜おおもぐら(それが退化して今日残っているのが例のもぐらもちです)
駸々しんしんと水泳場も住居をも追い流す都会文化の猛威もういを、一面灰色の焔の屋根瓦に感じて、小初は心のずいにまでおびえを持ったが、しかししばらく見詰みつめていると
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
彼のがたい悪癖は彼の溺愛できあいする静子夫人を対象として、猛威もういをたくましくし始めたものでありましょう。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)