“犬猫”の読み方と例文
読み方割合
いぬねこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はたびたび見たが、ひなやしなっている雌鶏めんどりかたわらに、犬猫いぬねこがゆくと、その時の見幕けんまく、全身の筋肉にめる力はほとんど羽衣はごろもてっして現れる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
身は桜町家さくらまちけ一年いちねん幾度いくどの出替り、小間使こまづかひといへば人らしけれど、御寵愛ごてうあいには犬猫いぬねこ御膝おひざをけがす物ぞかし。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
だから、かりに君ら自身が、君らを機械のように取りあつかってくれとか、犬猫いぬねこのようにならしてくれとか、私に要求したとしても、私には絶対にそれができない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)