“物覚”のいろいろな読み方と例文
旧字:物覺
読み方割合
ものおぼ50.0%
ものおぼえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しろいくまは、物覚ものおぼえのいいほうではなかったけれど、後足あとあしがることや、ダンスのまねなどをするようになりました。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうだ、物覚ものおぼえがいいね、君は。しかしその城塞が、ドイツ軍の爆撃にって、三分の二ぐらいは崩れてしまっていることを知っているかね」
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それでないとこの先の見込みがつかないからと諄々じゅんじゅんと清吉の不勉強や不品行や物覚ものおぼえの悪い点を列挙して、清吉の教育法について呉々くれぐれも心配してくれたのである。
蝋人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
豐「本当に此のは何てえ物覚ものおぼえが悪い娘だろう、其処そこがいけないよ、此様こんなじれったい娘はないよ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)