“燦然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんぜん95.3%
きらびやか0.8%
きらり0.8%
きら/\0.8%
ぎら/\0.8%
ぱっ0.8%
サンゼン0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燦然さんぜんと今日にまで輝やかせている人々は、彼等の未来に、どんな約束をも欲していなかったことが、先ず彼女を驚かせ、感歎させた。
地は饒なり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
酒井男爵の別墅べっしょから半町へだたった林の中にあった、それは瀟洒しょうしゃたるバンガロー式の小窓の多い建物で外見はむしろ貧しかったが内部の装飾の燦然きらびやかさは眼を驚かすばかりであると町の人達は云っていた。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
われがほおとがひ掻撫かいなづれば、例の金剛石ダイアモンド燦然きらりと光れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
燦然きら/\々々/\/\ちひさな蝙蝠かうもり
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
恰度ちやうど日盛ひざかり太陽燦然ぎら/\かゞやき、あつさあつし、そのなかしんとしてしづまりかへつてる。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
不意に箪笥や何やや沢山な奇麗な道具が燦然ぱっと眼へ入って、一寸ちょっと目眩まぼしいような気がする中でも、長火鉢の向うに、三十だか四十だか、其様そんな悠長な研究をしてるひまはなかったが
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
女房ニョウボウノヘソクリヌスンデ短銃タンジュウウガゴトキトキメキ、一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア、キミ姿スガタノミ燦然サンゼンマワリノハナ石坂君イシザカクン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)