“燕女”の読み方と例文
読み方割合
つばめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
續いて肩を踏んで、權之助が頭上高く揚げた兩手の上に、燃えるやうな肩衣を着けた燕女つばめの、小柄な姿がフンハリと立つたのです。
「へエ、諸國の集まり者でございますよ。私は武州川越で、權八は三河の國の才造くづれ、燕女つばめは泉州さかひだと聽いてをりますが」
一つは石崎家、一つは和泉屋、それからもう一つは玉川燕女つばめが持つてゐたよ。三つのうち一つが眞物ほんもので、あとの二つは僞物だ。