“熟達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅくたつ80.0%
じゆくたつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同の遠征はけっしてむだでなかった、かれらは酒の原料や、茶の木を発見し、ヴィクンヤおよびラマを生けどり、飛びだまの使用法に熟達じゅくたつした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
けれど今から思うと、横浜の学校からこの方、私はろくに筆や紙や鉛筆を与えられたことがない上に、ろくに学校に通いもしなかったお陰で、そんなものの熟達じゅくたつするひまがなかったのだ。
するとまたそこへ質素しつそくろ服装ふくそうをつけた、断髪だんはつのぎよろりとしたをしたわかいRこく婦人ふじんがやつてて、やゝ熟達じゆくたつした日本語にほんごはなしかけた。もつと大抵たいてい婦人ふじんくろ服装ふくそうした断髪だんはつであつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)