“煙花”の読み方と例文
読み方割合
はなび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人一人に變化のある、そして氣の利いた點の共通である巴里婦人の服裝を樹蔭の椅子で眺めながら、セエヌ河に煙花はなびの上る時の近づくのを待つて居た。
巴里の独立祭 (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
一人一人に変化のある、そして気のいた点の共通である巴里パリイ婦人の服装を樹蔭こかげの椅子で眺めながら、セエヌ河に煙花はなびあがる時の近づくのを待つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それに附随して神楽かぐらもあれば煙花はなびもある、道祖神のお祭も馳せ加わるという景気でありましたから、女子供までがその日の来ることを待ち兼ねておりました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)