“焚香”の読み方と例文
読み方割合
ふんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病褥びょうじょくは片づけても薬の香や寝臭ねぐさいものが漂っているのをおそれて、焚香ふんこうのかわりに取りあえず、この一花をもってそれをきよめたものであろうと。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
焚香ふんこうの匂いなどもにおってくる。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして、こんな急場というのに、香炉を移して、死者の前にすえ、焚香ふんこう合掌して、その前に、黙祷をあげているのだった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)