“炬燵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こたつ93.8%
こた3.1%
ごたつ2.7%
おこた0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けさ遠野から馬車に乗った人たちが、二組三組に分かれてほうぼうの室の炬燵こたつにあたっている。時計を見ると、もう三時少し過ぎた。
黄昏 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
そしてお若さんもお炬燵こたへ、まあ、いらっしゃいまし、何ぞおあったかなもので縁起直しに貴下一口差上げましょうから
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
るもつもるも風情ふぜいかな、未開紅みかいこううめ姿すがたつぼみゆきはらはむと、おき炬燵ごたつより素足すあしにして、化粧けはひたる柴垣しばがきに、には下駄げたつまさばく。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『手が冷い? そんなら早く行つて炬燵おこたへあたれ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)