“瀕死”の読み方と例文
読み方割合
ひんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何をどうしたのかつまびらかではないが、蛇毒をうけて瀕死ひんしのハルクは、ついに自らの手で、自分の太ももを切断することに成功したのだ。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
茶という物は、瀕死ひんしの病人に与えるか、よほどな貴人でなければのまないからだった。それほど高価でもあり貴重に思われていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その位だから活気ある舞台や興行振りは東京の劇壇では全く見ることが出来なかった、東京の劇壇は沈衰、瀕死ひんしの状態にいたのである
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)