“濶葉樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつようじゅ87.5%
かつようじゆ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濶葉樹かつようじゅの大木が道のあきまで茂り合っている辻の曲り角までその一騎が来かかった時、つと木陰から往来へ躍り出て
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
濶葉樹かつようじゅの葉ごしに緑の光がさして切るような朝の気が音もなく流れてくる。崖をおりて浜へ出る。村の人たちはまだ起きたばかりであろう、湖にも岡にも影がみえない。
島守 (新字新仮名) / 中勘助(著)
ふるい/\むかしは、この一帶いつたい暖帶林だんたいりん上部じようぶから温帶林おんたいりん下部かぶぞくする樹木じゆもく、すなはち常緑じようりよく濶葉樹かつようじゆ落葉樹らくようじゆでおほはれてゐたのです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
(ロ)濶葉樹かつようじゆぞくするものは、さくら、もみぢ、やなぎ、あをぎり、くり、かし、しひ、くすなど
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)