“濡葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬれは66.7%
ぬれば33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨は夕方んで、に入つたら、雲がしきりにんだ。其うち洗つた様な月がた。代助はひかりびる庭の濡葉ぬれはを長いあひだ椽側からながめてゐたが、仕舞に下駄を穿いてしたりた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
雨は夕方んで、ったら、雲がしきりに飛んだ。その中洗った様な月が出た。代助は光を浴びる庭の濡葉ぬれはを長い間縁側から眺めていたが、仕舞に下駄を穿いて下へ降りた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やはらかい濡葉ぬればのしたをこごみがちに迷つて
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)