“澄心”の読み方と例文
読み方割合
ちょうしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綽空は、草庵をとざして、夜の孤寂こじゃくに入ってからも、瞑想めいそう澄心ちょうしんを、それのみに結ばれてしまうことを、どうしようもなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それほど魚釣つりが好きなのかというと、勿論好きなことも好きなのだが、先生に言わせると、釣りは魚を得るのが目的ではなく、ひとつの澄心ちょうしんの修業だとある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
(恐らく澄心ちょうしんきょくとはこうした無音だろう。)しずかに、無気味に、降りて、その円弧の端が触れると
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)