“深切”の読み方と例文
読み方割合
しんせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは因縁こそ実にとうとくそれを飽迄あくまでも大切にすべきものだと信じてります。其処そこに優しい深切しんせつな愛情が当然おこるのであります。
でも、あなたの御深切しんせつが、今ではもう、妾には忘れ難いものになって了った。あなたのおでなさらぬ夜が淋しく感ぜられさえする。
一人二役 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
あなたが京子に逢ってこのはなしをする間には僕はもうこの世の人ではないでしょう。くれぐれもあなたの深切しんせつを嬉しいと思います。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)