“深傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかで98.8%
いたで1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後を追っかけようとしましたが、なにぶんの深傷ふかでで、どうすることも出来ません。女房は足を挫いて、これも身動きも出来ない始末。
流れは烈しいし、深傷ふかでを負っているので、曹洪の四肢は自由に水を切れなかった。見る見るうちに、下流へ下流へと押流されてゆく。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山田ははや為すすべを知らない深傷いたでを身に蒙った。而も、「伊藤が居る間は……」という言葉は、その傷をして殆んど致命的のものたらしめていた。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)