“浮浪者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふろうしゃ50.0%
ルンペン20.0%
ふろうもの10.0%
ウカレモノ10.0%
ゴロツキ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浮浪者ふろうしゃのトーマスは、いまにもきだしそうだった。目にみえて元気をうしない、あきらめきったようすで、とぼとぼと歩きつづけた。
また、東京へ出てからは、暗黒街にうごめく多くの若い女達、失業者街にうろつく多くの浮浪者ルンペン達の、絶望的な生活も、げんなりするほど見て来た。
「幕臣でありながら浮浪者ふろうものと往来する高橋伊勢め、幸いの折だ、清川もろともに叩き斬るがよい、それとも従五位じゅごいの槍がこわいかな」
それ将、応用自在な我々の祖先はこの通り魔同様の浮浪者ウカレモノの為に、施餓鬼といふ儀式を準備して置いたものである。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
借金するもせんも勝手ぢや、あまりお前の様な浮浪者ゴロツキに云つて貰はぬわい。勉強は勝手にするがよいわ。今迄さうして遣つたので結構ではないか。