“浪逆”の読み方と例文
読み方割合
なさか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潮来（いたこ）町（昔は潮来（いたこ）を板子（いたこ）と書いた）は常陸行方（なめかた）郡の水郷で、霞ヶ浦からの水の通路北利根川にのぞみ、南は浪逆（なさか）浦を咫尺（しせき）の間に見る地である。
植物一日一題 (新字新仮名) ／ 牧野富太郎(著)
香取の宮から河とも湖ともつかぬ所を漕いで鹿島の宮へ渡り、更に浪逆（なさか）の浦を潮來へ横切る時には小雨が降つてゐた。
樹木とその葉：08 若葉の頃と旅 (旧字旧仮名) ／ 若山牧水(著)
浪逆（なさか）の浪はよも逆らじ
花守 (旧字旧仮名) ／ 横瀬夜雨(著)