“流人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るにん93.5%
ルニン6.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは、越後国の国府こう竹内たけのうちという土地だった。都から遠くながされてきた流人るにん善信の師弟は、もう二年の歳月をここに送っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つねに刀をはいしない巷の流人るにん泰軒居士、例によって敵のつるぎで敵をたおすつもりと見えるが、無剣の剣、できれば、これこそ剣法の奥極かも知れない。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「島の人生」に人道の憂ひを齎した流人ルニンたちは、所在なさと人懐しみと後悔のせつなさとを、まづ深く感じ、此を無為の島人に伝へたであらう。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
流人ルニン兵衛佐ヒヤウエノスケ頼朝謀叛ハンヲハカルニハカニ山木ノタチヲ囲ミ
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)