“泰平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいへい89.5%
のどか5.3%
やすらかさ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてここに、私もちょうど泰平たいへいの世を謳歌おうかするようなのんきなむだばなしを書いたが、それは口からでまかせにしゃべりちらしたものである。
そぞろにその泰平のどかさにほほ笑まれるのであったが、その来る嫁というのが甲州八幡村と聞いて竜之助は、また思わでものことを思わねばならぬ。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
地に泰平やすらかさを出さんが爲めに吾來れりと意ふなかれだ
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)