“法師髪”の読み方と例文
旧字:法師髮
読み方割合
ほうしがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわを巻いた弓、黒塗りのえびらたかの羽の征矢そやが十七本、——これは皆、あの男が持っていたものでございましょう。はい。馬もおっしゃる通り、法師髪ほうしがみ月毛つきげでございます。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
馬は月毛つきげの、——確か法師髪ほうしがみの馬のようでございました。たけでございますか? 丈は四寸よきもございましたか? ——何しろ沙門しゃもんの事でございますから、その辺ははっきり存じません。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)