“河床”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわどこ55.6%
かはどこ22.2%
かしょう11.1%
かわぞこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金剛石こんごうせきや草のつゆやあらゆる立派りっぱさをあつめたような、きらびやかな銀河ぎんが河床かわどこの上を、水は声もなくかたちもなくながれ、そのながれのまん中に
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
身も世もなく、氣もゆるんで、茫然と、私は自分を大きな河のかわいた河床かはどこに横たへてゐるやうな氣がした。私は遠い山の中から洪水が流れ出す音を聞き、激流がやつて來るのを感じた。
蛇行だこうの波長が河床かしょうの幅に対して長いような場合に特にこれが問題になるであろう。これは地形学者の再検討をわずらわしたい問題である。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そこらあたりは利根川の河床かわぞこよりも低い卑湿地ひしっちで、小さい沼が一面にあった。上州じょうしゅうから来る鮒や雑魚ざっこのうまいのは、ここらでも評判だ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)