“河原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわら69.8%
かはら22.2%
かわはら1.6%
がはら1.6%
かははら1.6%
かわらの1.6%
がわら1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それなら、湯治とうじにゆきなさるといい。ここから十三ばかり西にし山奥やまおくに、それはいいがあります。たに河原かわらになっています。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
やがてまちちかい、すゞはしが、河原かはら晃々きら/\しろい、みづあをい、對岸むかうぎしくらい、川幅かははゞよこつて、艷々つや/\一條ひとすぢかゝる。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「権藤さんや安井さんはお金があるから何をしようと構わないが、河原かわはらのところは一体何ういう料簡りょうけんだろう?」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
仕舞しまひ國元へ歸り候と申立るに大岡殿はすここゑ張上はりあげられコリヤ庄兵衞其方は種々しゆ/″\の事を云奴なり己れは生國越後國頸城郡寶田村上臺憑司がせがれ昌次郎三箇月以前猿島さるしま河原がはらに於て親憑司とはかり人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たへたへ玉のいさごの河原かははら
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
このとき、生田の森を源氏は五万余騎でかためていたが、この勢の中に武蔵国の住人河原かわらの太郎、河原次郎という二人の兄弟がいた。河原太郎は弟の次郎を呼ぶとすぐいった。
過ぐる文久三年、例の等持院にある足利あしかが将軍らの木像の首を抜き取って京都三条河原がわらさらし物にした血気さかんなころの正香の相手は、この正胤だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)