“氷雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひさめ97.0%
ヒヨウウ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ゆうべからの氷雨ひさめでにわかに葉の落ちつくした樹々を見て、自分の連想の誤りに気づき、そっと苦笑しながらこう呟いた。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
みぞれまじりの氷雨ひさめが、しとしとと降っておりました。身を切るような北風が、ちぎれちぎれの灰色の雨雲をひくくはわせておりました。