“水蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずへび50.0%
みづち16.7%
イドラ16.7%
ハイドラ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうきゅういずれも竜蛇の属の名の字をミヅチとんだから、ミヅチは水蛇みずへび野蛟のづち野蛇のへびの霊異なるをあがめたものと思う。
アルゴスの都に近き古井戸の中にハイドラと称する九頭の水蛇みづちがあつて屡々人畜を悩ましたのをハーキユリーズが退治する話
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
いと濃き緑の水蛇イドラを帶とす、小蛇チェラスタ髮に代りてその猛き後額こめかみを卷けり 四〇—四二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
否、この遺書をしたためつつある現在さへも、予は猶この水蛇ハイドラの如き誘惑と、死を以て闘はざる可らず。卿等にして若し、予が煩悶の跡を見んと欲せば、請ふ、以下に抄録せんとする予が日記を一瞥いちべつせよ。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)