“氣魄”の読み方と例文
新字:気魄
読み方割合
きはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男には、恰幅にも氣魄きはくにも、昔の身分を物語る武家らしさは少しもなく、見たところ全く疲れ果てた六十歳近い唯の老人です。
白刄しらはの中をもおそれぬ氣魄きはく正義觀せいぎくわんのあつた者を、當初はじめは立ててきたのであらうが、總稱して、姐御とは親分のおかみさんをさすことになり
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
二十八九、精々三十くらゐ、若いにしては分別者らしい男で、淺黒い引緊ひきしまつた顏にも、キリリと結んだ口にも、やり手らしい氣魄きはくがありまます。