“櫛比”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しっぴ88.6%
しつぴ8.6%
しっび2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポツポツやけのこりの鉄骨が立って居るばかり、櫛比しっぴした通並は一目で本所まで見晴せそうだ。三宅坂へ出て、半蔵門辺のやけ跡を見る。
都會とくわいの土地は殊更ことさら繁昌はんじやうきそふ大江戸の中にも目貫めぬきは本町通り土一升に金一升といふにたがはぬ商家の櫛比しつぴ土庫ぬりこめたかく建連ね何れもおろか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
米、味噌、醤油、酒、油、反物、筆墨、小間物、菓子、瀬戸物、履物はきもの類、その他の日用品をひさぐ店が、ずらりと櫛比しっびしているのだ。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)