“橄欖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんらん75.8%
オリーブ13.6%
おりいぶ3.0%
オリイブ3.0%
オリワ1.5%
オリブ1.5%
オリーヴ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貝殻の代りに橄欖かんらんの葉即ちペタラ(Petala)を用いたので、その名もペタリズムス(Petalismus)といったとか。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
なんの気なしに「座長、一天斎驚倒師」と大きく朱で書いてある橄欖オリーブオレンジのリボンで飾られた写真姿を見たとき
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
甲田は明日持つて來て返すから金を少し貸して呉れと言つた。女教師は、『少ししか持つてきませんよ。』と言ひ乍ら、橄欖おりいぶ色のレース糸で編んだ金入を帶の間から出して、卓の上に逆さまにした。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
橄欖オリイブ色の皮膚をした仏蘭西人の赤ん坊が二人、船室備付の洗濯籠に入れられ、大きなドアに乗って波の上を漂っている処を奇蹟的に救助された。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
橄欖オリワの茂き林、石走いははし瀧津瀬たきつせなど、自然の豐かに美しき景色の我心を動すことは、嘗てテルラチナに來て始て海を觀つる時と殊なることなかりき。
橄欖オリブを踏む所という意味ですが、ここは囲いのある橄欖園で、路傍に近いけれども、奥に入れば樹下に静かな祈りの場所があり、これまでもベタニヤからエルサレムへの往復の途中
子供達は確かに東京のよりも可愛らしく、顔立ちはより上品で、顔色の橄欖オリーヴ色も、より明澄であった。