“樹間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このま85.7%
こま9.5%
じゅかん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樹間このまを洩れてくる折りからの晩春の薄曇りの陽を浴びて、その上にパラパラと木の葉を受けながら、白く侘しそうに石膚を光らせていた表面には
逗子物語 (新字新仮名) / 橘外男(著)
物嘆ものなげかしきたたずまひ、樹間こまほのめく夕月ゆふづき
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
それが、ふたりのからだとともに、ザーッとふかい樹間じゅかんくうをおちていった。あッというまさえなく、すべては一しゅんのまに、思いきッた解決かいけつをとげた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)