“樣”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
やう41.5%
さま38.3%
ざま7.4%
さん6.4%
よう4.3%
ため1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか崖丈がけだけ大丈夫だいぢやうぶです。どんなことがあつたつてえつこはねえんだからと、あたか自分じぶんのものを辯護べんごでもするやうりきんでかへつてつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかしあなたさまがわざわざおいで下さつたのですから、なんとかして還りたいと思います。黄泉よみの國の神樣に相談をして參りましよう。
「さうだ、まつたすね。わるくすると、明日あしたあめだぜ‥‥」と、わたしざまこたへた。河野かうのねむさうなやみなかにチラリとひかつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
『まだ。今日か明日歸るさうだ。吉野さんがゐないと俺は薩張さつぱり詰らないから、今日は莫迦に暑いけれども飛出して來たんだ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
火山地方かざんちほう地下熱ちかねつ利用りようなどもあることだから、使つかようによつては人生じんせい利益りえきあたへる時代じだいもやがて到着とうちやくするであらう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
鍜出先日より田沼君へ差出置追て御ためさせ被下筈に御座候且去秋初佐竹候よりお頼にて羽州秋田へ參候處國中産物勿論多くて經濟共被相頼凡一ヶ年二萬兩斗の國益御座候につき召座御褒美金百兩御自畫の雲龍など拜領仕り猶彼地にて地方見取にて二百石下さる仰尤も御合力知行の由御沙汰御座候荒野多所により三千石五千石にも當り候場所御座候然共お出入知行にても知行と申せば家來の樣に御座候故お斷り申上候處一ヶ年銀百枚づゝ下被給由被仰渡候先小遣の程には
なみにたゞよひなみ
ゴンドラの唄 (旧字旧仮名) / 吉井勇(著)