“極彩色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごくさいしき88.9%
ごくざいしき7.4%
ごくさいしよく3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にごれるみづいろへて極彩色ごくさいしき金屏風きんびやうぶわたるがごとく、秋草模樣あきくさもやうつゆそでは、たか紫苑しをんこずゑりて、おどろてふとともにたゞよへり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
首ばかり極彩色ごくざいしきが出来上り、これから十二一重ひとえを着るばかりで、お月の顔を見てにこりと笑いながら、ジロリと見る顔色かおいろ遠山えんざんまゆみどりを増し、桃李とうりくちびるにおやかなる
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「この床の間ぢやよ、——見事な大幅での、げん時代のものにしては大した損傷いたみもなく、目の覺めるやうな極彩色ごくさいしよくぢや。五人の唐子からこ牡丹ぼたんの咲き亂れる庭で、遊んでゐる圖ぢや」