“楮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうぞ75.0%
かぞ12.5%
かうぞ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○半紙だか美濃紙みのがみだか、また西の内だか何だか知らぬが、とにかくこうぞの樹皮から製した日本紙を張った障子の美は、もう久しい前から
仮寐の夢 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一日かかって四十かぞくのは、普通一人前いちにんまえの極度の仕事であったが、おとらは働くとなると、それを八十把も漉くほどの働きものであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
雁皮がんぴかうぞ三椏みつまたと、之が紙料の三位である。是等の三つの繊維に綾なすものが、もろもろの和紙である。
和紙の美 (新字旧仮名) / 柳宗悦(著)