“桜”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
さくら90.7%
ざくら5.3%
はな2.7%
サクラ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その子供こどもたちは、みんながしたように、このさくらしたあそびました。さくらは、はるにはらんまんとして、はないたのであります。
学校の桜の木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
『鶯邨画譜』の方に枝垂しだざくらの画があつてその木の枝をわずかに二、三本画いたばかりで枝全体にはことごとく小さな薄赤いつぼみが附いて居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「お、琵琶の音がする。……加古川の法師は? ……」輦のうちで眼をふさぎながら、範宴は、玉日姫たまひひめのすがたを、おぼろ夜の白いはなを思いうかべていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
未ダつまびらかならず仙覚抄ニ云山ちさとは木也田舎人は、つさの木といふこれなりといへり、いかゞあらむ、但し此はマツ山松ヤママツサクラ山桜ヤマザクラなどいふ如く山に生たるつねの知左〔牧野いう
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)