“枯渇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こかつ92.3%
コカツ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事実は、城内の藩庫はんこも、軍費に追われて枯渇こかつし、家中の侍たちの生活も、信長自身の朝夕のしろも、切詰めぬいてもまだ窮乏を告げて
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういった気まぐれや癖はすべて一致協同して、老紳士の財布をいたましいほど枯渇こかつさせてしまった。
荘園ハ枯渇コカツシ、農民ハ焦土ニ泣涕流亡キフテイルバウシ、ソノ暴状ハ鬼畜モヨクス所ニアラズ——と、誇張した文辞で、将門の反官的行為を、ある事ない事、針小棒大に書き出してある。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)