“林大学頭”の読み方と例文
旧字:林大學頭
読み方割合
はやしだいがくのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の法律は、日本人の海外へ渡航するのを禁じている。我々は、そのことを横浜に停泊していた頃、林大学頭はやしだいがくのかみからきいて知っている。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彦根ひこねよりする井伊掃部頭いいかもんのかみ、江戸より老中間部下総守まなべしもうさのかみ林大学頭はやしだいがくのかみ、監察岩瀬肥後守いわせひごのかみ、等、等——それらのすでに横死したりまたは現存する幕府の人物で
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
徳川の儒臣林大学頭はやしだいがくのかみは、世々よよ大学頭にして、その身分は、老中ろうじゅう、若年寄の次にして旗下の上席なれども、徳川の施政上に釐毫りごうの権力を持たず、あるいは国家の大事にあたりては
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)