“松本幸四郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつもとかうしらう50.0%
まつもとこうしろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秦豊吉はたとよきち これも高等学校以来の友だちなり。松本幸四郎まつもとかうしらうをひ。東京の法科大学をいで、今はベルリンの三菱みつびしに在り、善良なる都会的才人。あらゆる僕の友人中、最も女にれられるが如し。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
写楽の似顔絵を熟視せよ。松本幸四郎まつもとこうしろう高麗格子こうらいごうし褞袍どてら鉢巻はちまきして片手の指先にぼんやりと煙管きせるささへさせたるが如き、錦絵の線と色とが如何いかによく日本人固有の容貌ならびに感情を描出えがきいだせるか。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)