“木格子”の読み方と例文
読み方割合
きごうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むきだしだがともかく天井まで届いている木格子きごうしがあり、それを通して光がさしこみ、またそれから、机にすわって書き物をしたり
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
木格子きごうしの中に硝子戸がらすどを入れた店の、仕事の道具は見透みえすいたが、弟子の前垂まえだれも見えず、主人あるじの平吉が半纏はんてんも見えぬ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さしもがんじょうな檻の木格子きごうしをただ一刀のもとにばらりと切り開いて、刺された雄ぐまを地上にひきずりおろすと、ばりばりと首の皮を切りはがしました。