“期”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
72.4%
17.6%
とき5.7%
1.4%
ちぎ0.5%
あて0.5%
きっ0.5%
きは0.5%
しほ0.5%
ちぎり0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟹は、このになってもまだじぶんの運命をなんとかして打開だかいしようとでもいうように、せまいかごの中をがさごそいまわっていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
ここおいせいぐんものをして、(五三)萬弩ばんどみちはさんでふくせしめ、(五四)していはく、『くれがるをともはつせよ』
我若しヴィルジリオとを同じうするをえたらんには、わが流罪るざいとき滿つること一年ひととせおくるゝともいとはざらんに。 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
明くる知らぬ長夜のあり様として居るが、而も一方、鈴屋翁は亦、雄略紀の「大漸」に「とこつくに」の訓を採用し、阪郎女の常呼二跡トコヨニトの歌をあげて
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その國より科野しなのの國一九に越えまして、科野の坂二〇の神を言向けて、尾張の國に還り來まして、先の日にちぎりおかしし美夜受みやず比賣のもとに入りましき。
そんなことをあてにしてぐずぐずしているうちには、欣さんが食うにこまってくる。私の仕送りを頼みにしている身の上なのだから、お金がかなかった日には、どんなに窮るだろう。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
... 抜て私しの云う通りにすればきっまことの罪人が分ります」荻沢警部は馬鹿/\しく思えど物は試験ためしと自ら我頭より長サ三四寸の髪の毛を一本抜き取り「是を何うするのだ(大)其髪のもとを右向けすえを ...
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
愕然びつくりしてむねさけるやう也しがにげるに道なく、とても命のきはなりしぬいきるも神仏にまかすべしと覚悟かくごをきはめ、いかに熊どのわしたきゞとりに来り谷へおちたるもの也、かへるには道がなくいきをるにはくひ物がなし
お玉の聲が掛ると、弱氣らしい打越金彌は、それをしほに刀を引いて、二間ばかり先から相手を睨んで立つて居ります。
かれその八上比賣は先のちぎりのごとみとあたはしつ二〇。かれその八上比賣は、て來ましつれども、その嫡妻むかひめ須世理毘賣をかしこみて、その生める子をば、木のまたに刺し挾みて返りましき。