“朝臣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あそん68.3%
ちょうしん7.9%
あそ6.3%
アソ4.8%
テウシン4.8%
てうしん3.2%
アソン3.2%
あそみ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せい元來ぐわんらい身分みぶん分類ぶんるゐで、たとへばおみむらじ宿禰すくね朝臣あそんなどのるゐであり、うぢ家系かけい分類ぶんるゐで、たとへば藤原ふじはらみなもとたひら菅原すがはらなどのるゐである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
町を去る三十五里の西高峯は眼の前にあり、しゃくを執る朝臣ちょうしんの如く真黒に頑張って、その周囲にギラギラとした白光は途方もなく拡がっていた。
白光 (新字新仮名) / 魯迅(著)
ほとけつく真朱まそほらずはみづたまる池田いけだ朝臣あそはなうへ穿れ 〔巻十六・三八四一〕 大神朝臣
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
藤原の 朝臣アソが宿。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
卅年も昔、——天平八年嚴命が降つて、何事も命令のはか/″\しく行はれぬのは、朝臣テウシンが先つて行はぬからである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
その脊中せなか模樣もやう一組ひとくみ其他そのたのものとおなじことであつて、女王樣ぢよわうさまにはれが、園丁えんていか、兵士へいしか、朝臣てうしんか、また御自分ごじぶんのお子供衆こどもしゆうのお三方さんかたであつたかを
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
手近いところで言うても、大伴宿禰スクネにせよ。藤原朝臣アソンにせよ。さう謂ふ妻どひの式はなくて、数十代宮廷をめぐつて、仕へて来た邑々のあるじの家筋であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
和銅五年正月二十八日正五位の上勳五等 おほ朝臣あそみ安萬侶やすまろ