“月琴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げっきん81.8%
げつきん13.6%
タムブル4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三味線や月琴げっきんが茶の間の火鉢のところの壁にかかっている、そこから見える座敷の方には、暮に取りかえたばかりの畳が青々していた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
行くの勇氣を以てあたるべしと語るうち下座敷したざしき月琴げつきんの響き聞ゆ怪しの物のや東京を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
「ゲルベルトの月琴タムブル⁉」検事は法水の唐突な変説に狼狽ろうばいしてしまった。「いったい月琴タムブルなんてものが、鐘の化物ばけものにどんな関係があるね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)