“暑気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あつさ53.8%
しょき38.5%
あつけ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暑気あつさは日一日ときびしくなつて来た。殊にも今年は雨が少なくて、田といふ田には水が充分でない。日中は家のうちでさへ九十度に上る。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「何しろこの暑気しょき。それに、風の通さぬ張物の中。はっきりしたことは申しかねるが、まず、ざっと今から二刻ふたときから二刻半ふたときはんぐらいまでの間……」
義助 (姿は見えないで)よしめ、また屋根へ上っとるんやな。こなにかんかん照っとるのに、暑気あつけするがなあ。
屋上の狂人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)