“暁闇”のいろいろな読み方と例文
旧字:曉闇
読み方割合
ぎょうあん82.1%
あかつきやみ14.3%
アケグレ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとみをらすと、京都の町も、暁闇ぎょうあんの底に、見えないことはない。だが、老坂や三草みくさの丹波ざかいをふりむくと、まだ鮮明な星が数えられた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
眼の下には夢で見たとおりのルフィノ寺院が暁闇あかつきやみの中に厳かな姿を見せていた。クララはとびらをあけて柔かい春の空気を快く吸い入れた。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
暁闇アケグレに いまだ月ある霧の空。夜鳥は木叢ボサにひそみつゝ 鳴く
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)