“晦冥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいめい94.1%
やみ2.9%
わだつみ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昭和十六年一月十四日閣議決定の発表に「肇国ちょうこくの精神に反し、皇国の主権を晦冥かいめいならしむるおそれあるが如き国家連合理論等は之を許さず」
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
そして彼は最後に言う「我は暗き地、死のかげの地にかん、この地は暗くして晦冥やみに等しく死の蔭にして区別わかちなし、かしこにては光明ひかり黒暗くらやみの如し」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
もともと自分から招いた過失であるとはいえ、私たちは第二の人生を、光の褪せた晦冥わだつみの中から踏み出さねばならなくなったのです。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)