“星屑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほしくず62.5%
ほしくづ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この間も窓によって空にきらめく星屑ほしくずと満潮した川面のふくらみと岸べの静かな森とを眺めた時、私は調和と愛との深い感動を抑えることができず、ああ愛したい、許したい
青春の息の痕 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
満天の星屑ほしくずを背にそそり立つ荘厳の姿は、私がこの世の中でみた最も美しい状景であった。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
私は白い壁を眺めた、それはのぼりつゝある星屑ほしくづで深く見える空のやうに思はれた——一つ/\の星は、志ざす方へ、またよろこびへ、私を照した。
立てりけり星屑ほしくづたぎる夜のくだち五重の塔は影くきやかに
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)